1月16日(月) ラボ(教室)ミーティング

昨日のラボ(教室)ミーティングでは、以下の点について進捗報告とディスカッションがありました。
ミャンマーのインフルエンザウイルスの分離状況。2016年の雨期に採取された検体です。遺伝子解析の状況も確認しました。

*RSウイルスの検出状況。最近、キットと当教室のPCRの一致が悪いようなのでその原因をさぐる、または新しい実験系を立てる。

*日本のインフルエンザ。昨年末に受領した検体がなぜかウイルス分離できないので、新しい検体が来たときに分離率を確認。もしかするとA/H3N2(香港)なので、現在当教室で使用している細胞で分離がむずかしくなってきているのかもしれません。こちらは世界的に同じ傾向がみられています。

*薬剤感受性試験のセットアップ。これまでSigmaという会社の非常に高価な試薬を使っていましたが、スイスの会社で同じ試薬を安価に販売していることを感染研の先生から聞いたので、それを試しています。結果は上々で、ノイラミニダーゼ阻害剤の薬剤耐性試験が少しお財布にやさしくなります。

*大学院生の卒業論文の進行状況と、図表の確認。

社会疫学チームは新潟県内(阿賀町、十日町)のソーシャルキャピタル調査に奔走中。

研究を続けていき、論文をたくさん出しましょう!

近いうちに教室HPを新しくしようと思っており、その準備も進めています。
2月中旬までにはアップしたいと思います。