2月1日(水)抄読会

2月1日の抄読会で、社会人大学院生の先生から、4月のヨーロッパ感染症学会に採択となった演題についての進捗発表と、下記の論文紹介がありました。

"In vitro neuraminidase inhibitory concentration (IC50) of four neuraminidase inhibitors against clinical isolates of the influenza viruses circulating in the 2010-2011 to 2014-2015 Japanses influenza seasons"
Ikematsu et al. J Infect Chemotherapy 22:599-604, 2016

日本臨床内科医会の池松先生の論文でインフルエンザウイルスのNA阻害剤に対する感受性を過去4シーズンでみた論文です。
H275Y変異株が数%みられた以外は大きく、感受性の変化はなかったというものでした。
池松先生は毎年インフルエンザの感受性調査とNA阻害剤治療後の解熱時間の論文を出されており、誠に頭が下がります。

当教室でも過去のデータが蓄積されていますので、がんばって論文化していきたいと思っています。