南相馬市シンポジウムに参加しました!

9/3(土)午後1時より南相馬市民文化会館「ゆめはっと」で行われたシンポジウム「市民生活の安全安心を取り戻す〜今、私たちにできること〜」に参加しました。
ご存じの通り、南相馬市福島第一原子力発電所から10-30kmの範囲にあり、市の南部は立ち入りのできない区域になっています。海岸部に位置する町のため、地震津波の被害も大きく、さらに放射性物質による汚染の問題を抱え、市民は非常に大きな苦悩を強いられています。

私たちの教室では、これに対して少しでも役に立つ支援をしたいということで、先週、ブログでも紹介しました通り、保育所放射線線量測定に参加したり、南相馬市で連日測定している定点での線量データを地図化して市民にわかりやすい形にする、など、できる限りの協力を、と活動をスタートしてきました。

今回は、シンポジウムに参加、という形でしたが、ここでは、東京大学アイソトープ総合センター所長の児玉龍彦先生の基調講演を軸に、3つの講演がありました。

しかし、特に、質疑の場面では、市民の方々の偽らざる心境を目の当たりにしました。放射線被害にさらされている方々の悲痛の声、現実の苦悩をあらためて知るとともに、なんとしてもこのような苦労を強いられている方々の健康を守りたい、そして、少しでもお役に立ちたいと思いました。

力不足ではありますが、少しずつでも努力していきたいと思いつつ帰路につきました。

本日も南相馬市放射線線量レポートをマップにして公表しています。マップはこちらです。

(by Yugo)